レンズ・アイ
ここで久保田早紀を再登場。(異邦人だけではありません)
1981年、作詞:久保田早紀・山川啓介、作曲:久保田早紀。手元収録CDは「GOLDEN☆BEST」。作譜は、変ニ長調、BPM145、ピアノ、ドラムス、ベースの編成で。例によって、本投稿のため後付けベースを急遽(ほぼ)完成させました。
唄い出しの前に、2拍で「♪・♩」と入るのが何とも印象的。
その第1主題、コードは、
D♭|E♭7|G♭|A♭7|D♭|E♭7|G♭ D♭|G♭ D♭|
1小節目(と4小節目)に上記の歌い出す前の2拍が入り、すぐにE♭7、すなわちドッペルドミナント登場。冒頭2小節で意表を突かれる。
リズミカルな第1主題と対照的に第2主題は優雅に、
E♭m|A♭|Fm|B♭m|E♭m|Cmsus4|Fsus4/B♭|G♭|
E♭m|A♭|D♭|E♭|E♭m|E♭|A♭|A♭|
前半は陰陽取り混ぜた複雑な響き、特に4~8小節、susコード(だと思います)の連続で暗めの響きに。11→12小節は見逃してしまいそうですがドッペルドミナント。この後E♭のメジャー→マイナー→メジャーと陰陽に揺れ動く辺りも秀逸です。
そして、サビを通り越して間奏部。実はここがmy best favor。
D♭|D♭|D♭7/C♭|D♭7/C♭|G♭/B♭|G♭/B♭|G♭m/B♭♭|G♭m/B♭♭|
ベース音がD♭→C♭→B♭→B♭♭と次第に下降、しかも各階段が2小節(=8拍)というゆっくりした下り方なので、各階段でベースを8分音符で16回刻ませ堪能。この上に乗っかってEギターが細かい旋律を転がすところ、goodです!
なお、久保田早紀はもう1曲予定しています(が、まだ作譜していません)。これら以外にもじっくり聴くといい曲が多くあります。何故か「異邦人」だけの一発屋?のように評されてますが‥‥。
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