ほほにキスして

前投稿から間が空きましたが、この間当カテゴリー関係では既作譜曲の改良(オクターブ単位でのボーカルの音程の調性~たいてい高すぎたのでオクターブダウン、曲のより細部の再現)を行っていました。原曲の雰囲気がかなりアップ。「MY  LITTLE  TOWN」「ROCK  STAR」「YOU  ARE  ALWAYS  ON  MY  MIND」etc.


そしてこの曲、ドミソ、ドファラ、シレソなどベーシックなコードがそのままメロディーになっているようなわかりやすい構造? 1979年、作詞・作曲:伊藤薫、唄:水越けいこ。作譜ソースは手元のアナログレコード(シングル盤、いわゆるドーナツ盤)からPCに取り込んで。変ロ長調、BPM128、ピアノ、e-ベース、ドラムス、ストリングスの編成。

イントロは、

B♭|F|E♭|F|×2

わかりやすい。

そしていきなりサビです。

B♭|E♭|F|B♭ F|B♭|E♭|F|B♭ E♭|F E♭|

ドミソ、ドファラ、シレソを駆使(というかそれらのみ)、シンプルだが変ロ長調ということもあって只管明るい。

第1主題は、

B♭|E♭|F|B♭ F|B♭|E♭|C|Fsus4 F|

B♭|E♭|F|B♭ F|B♭|E♭|Gm F|B♭ D7|

同じようにベーシックな3コードが続く中、ドッペルドミナントのCや、唯一のマイナーコードGmが効果的。そしてendにあるD7で、一転、陰りのある第2主題へと見事な接続。

第2主題は、

Gm|E♭|F|B♭ D7|Gm|Cm|F|F|

1~4小節を繰り返すような5~8小節ですが、第6小節のCmが、第2小節のE♭ではなく近くのマイナーコードCm、ドファラを捻ってレファラへ。こんな細部もキラリと印象的です。

そして、再びと言うかサビへ。

なお、次の間奏部分まで作譜しましたが、

Gm|D7|Gm|C|E♭6|F7|B♭ E♭/C|B♭ D7|

第1主題のアクセントになったコードの揃い踏みに続き、5~8小節もなかなか複雑な響きで、曲を只管明るくシンプルなだけではないものにしています。この後、また第2主題に続くのですが、そうすると第1主題のendのD7が果たす第2主題への架け橋の役割を、この間奏部分がまた果たしている~間奏部分のendのD7だけでなく~ということかな。


さてmy  favorに触れていませんでしたが、素直に(&ざっくりと)サビと第1主題のシンプル&只管明るいところ、にしておきます。




C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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