わたしの城下町

ますます時代を遡ります。1971年、小柳ルミ子のデビュー曲。作曲:平尾昌晃、作詞:安井かずみ。市販譜持っていませんので、例の耳コピー突貫工事で作譜を。手元収録CDは「プレミアム◆ベスト」。


さきほど、カテゴリー:RAILWAYSの投稿分を完成した後、次いでこちらの作譜も始める。イ短調、BPM104で。通して聴いてみて、いやあ、いきなり心に染みます。これぞ日本の風景の原型。


そして‥‥今ようやく作譜が(一応)完成しました。(もちろんFULLではなく、いつもどおり1コーラス目までだけです。)自分で言うのも何ですが、これまでで最も原曲の雰囲気を再現しているのでは。一つには、伴奏がシンプルなこと。そしてもう一つは、驚いたことに使われているコードが(聴き取りだけでは)3種類しかない! 主調のAmと、DmにEだけです。言い換えれば、最小限の要素でこれほどまで豊かな内容を作れるのか。

しかし作譜で一番難しかったのがサビの前半部で(構成も、前奏のほか、主題+サビ+主題´ のシンプルさ)、歌詞では

好ーーーーーーー|ーきだとも言え|ずに‥‥

の箇所。2小節目は8拍に7音を割り振っているようで、各音が同じような長さ、つまり1音が8/7拍相当に。作譜ソフトの音符設定で、「8分音符7個を8分音符8個分に割り当てる」にしてもいいのですが、こんな複雑なリズムではとても歌えないでしょう。試行錯誤の結果原曲に一番近い(と思われる)のは、8分音符の2~4個目を3連符(=四分音符2拍相当)にするもの。これなら歌えそうです。


余談ですが、この曲が出たときは、当時の国鉄のキャンペーン、「DISCOVER→JAPAN」の真っ最中(だったと思います)。日本各地の城下町に思いを馳せながらタイムトリップ。


C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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