よろしかったら
前投稿の地方都市から都会へ出てきました? 梓みちよが唄う、たばこのCMソングにもなりました(「パートナー」という銘柄、歌詞の最後に登場)。1979年9月、作詞:阿木燿子、作曲:筒美京平。手元収録CDは「GOLDEN☆BEST ニューシャンソン」。ホ短調、BPM144で作譜。なお、手元にあるメロディーとコードだけの市販譜にも載っています。
哀愁たっぷりのメロディー進行。だがアップテンポの軽快さで、非常に爽やかでもあります。「乾いた」という感じか。いずれにせよ秀逸なメロディーライン、特に中間部で、ドラムスが休止しゆったりした流れになった後、またドラムスが戻ってサビの直前、サビに向かって盛り上がっていくところ、上記市販譜では、
Am→A♯dim→B7→C→B7
と。よく見ると‥‥やはりmy favor半音上昇です。ベース音では、A→A♯→B→C(→B)。
なお、この曲、かなり前に作譜したのですが、作譜面に何故かコードを併記していて、市販譜と照合してみるとかなり違っています(そして、当然市販譜のほうが正しいのでしょう)。が、1か所だけ耳コピーの方を推したい?箇所あり。
それはendingの、「just a lover today's partner」と唄うところ。市販譜は素っ気なく、B7だけですが、作譜は、
Em→F♯→B7→C♯dim→B→Em
と驚異的な凝り様。こんなに聴き分けられたのか? 実際、イントロでの箇所やボーカルの音程は、「lover」の「lo」が市販譜より半音下がっている(ように聞こえます)。つまり、BではなくB♭、よってF♯と同定した(ようです。が、かなり無理が‥‥)。この曲だけ何故コードを併記したのかは分かりませんが、当時は楽譜ソフトの機能をいろいろ試したかったのでしょう。
ともあれ、この曲を聴くと、今のように喫煙が敵視されていなかったおおらかな時代が思い出されます。
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