SPEED IT UP
前投稿に続いてバブル末期のユーロビートをもう1曲。
手元収録CD(1991年 「SUPER EUROBEAT VOL.18」)のデータでは、FONNY DE WULF、および DANNY BLOEBAUM の作、アーティストは、DANNY D。作譜は、嬰へ短調、BPM142、ピアノ、e-ベース、ドラムス、テナーサックスの編成で。
収録CDの1曲前に入っている「GET IT ON」(以前に投稿済み)とともに、哀愁の混ざった陰影の深い曲調で、my favor mind を刺激する1曲。すでにバブル崩壊が予期され、いつまでも浮かれてはいられないぞ、と暗示を含む哀愁感なのかもです。
イントロは長く、前半16小節はドラムスだけ、no cord にて。音程が付くと、
F♯|E♭m|D|E|F♯|E♭m|D|E|
F♯|DM7|E|A|D|Bm|C♯7|C♯7|
この後半部分は第2主題と同じコード進行。
次に、懸案の?テナーサックスが入ります。最初、トランペットと間違えて!いた。そしてこれはサビのメロディーでもあります。
F♯|E♭m7|DM7|E|×2
ようやく第1主題に。
F♯m|DM7|E|DM7 E F♯m E|×2
2小節目、メジャーセブンスコードが哀愁を引きずり、そして作譜するまでまったく注目していなかったのですが、4小節(&繰り返しの8小節)目の細かく動くコード、タタッタッター、ここが実に my best favor に昇格しました。
第2主題、少し穏やかにしかし哀愁感は変わらず、
F♯m|Bm C♯m D|E|A|D|Bm7|C♯7|C♯7|
ここの2小節目も、タタッ(タッ)ター、best に近い favor です。否、このように主題の中間部分に大胆に登場するとは、第1主題を凌ぐかもしれません。
サビは‥‥コードは上記のとおりです。これも哀愁感は晴れず、しかし陰影の深い素晴らしいサビです??
作譜のためにあらためて聴き直すまでは、単にイケイケ・ユーロビートだと思い込んでいましたが、型通りのコード進行がかえって哀愁感を滲ませ、素晴らしい曲だと。
しかし、やはり、タタッタッター、です!?
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