積水ハウスの歌
一息入れて、半世紀にわたり親しまれてきた? 本邦CMソングの最高傑作を。
1970年、小林亜星の作曲。まずシンプルなオリジナルバージョンを作譜。ト長調、BPM156、ピアノ、ベース、ドラムスの編成で。短いので1週間くらいで完成。前奏を抜いてわずか16小節、64カウント!?ですが、無駄な音符がそぎ落とされ素晴らしいです。
コード進行は、
|G|G|C|G|D7|G|A7|D|
|G|B|C|B|C|G|D7|G|
コードA7は個人的好みのドッペルドミナント、そしてmy favorはコードBです。G→B→C→Bと完ぺきなハーモニー、ここがサビなのでしょう。暖かい我が家に包まれるような、CMの目的どおりの印象。
さて、この曲は50年近く流され続けた? だけに、いろいろなバージョンあるようで、もうひとつ50周年バージョンというのを作譜してみました。実際の曲は唄とピアノ伴奏だけで超シンプルかつゆったりとしていますが、リズム取りとベース音をはっきりさせるために作譜は型通りピアノ、ベース、ドラムスで。ヘ長調、BPM100。
オリジナルバージョンとはコード進行が少し違っています。というか、捻った味付けがなされていて、聴き続けるうちにこれはこれで深い味わいが。
調性をト長調に揃えると、
|G|G|C C♯dim|G Bdim/G♯|Am D|G G/E|A7|D|
|G|B|C|B|C C♯dim|G Bdim/G♯|Am D|C G|
dimが何とも言えない味わいを出しています。D7とAm→Dの違いは、もしかすると同じコードかもしれません。
こんな短い曲の中に音楽の最高のエッセンスが、特にサビ4小節。
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