ALL BY MYSELF
これから旧めのバラード続きます。
まず、ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番の一部をコピーしたこの曲から。1975年、作詞・作曲・唄:ERIC CARMEN。手元収録CDは、「THE BEST OF ERIC CARMEN」。作譜は、ヘ長調、BPM60、ピアノ、e-ベース、ドラムス、strings の編成で。
作曲者は、このロシアの作曲家をリスペクトしていて、この世では音符の配列は有限なのだから美しいメロディーが出尽くしてしまわないうちに作曲しておこう、とどこかで言っているのを聞いた記憶あり。なるほど。しかしこれを記している現在、世の中にはもう素晴らしいメロディーは出尽くしたようです??
ピッチが変わる(ゆっくりに。rit.ですね)箇所が多く、楽譜ソフトの操作マニュアルを見ながらあちこちにその設定をしました。いままでにも何回かやっていますが、すごい技術ですね。
イントロはピアノでコードFの和音が8つ。
主題は、
F|B♭m6 F|Cm/E♭ D7susu4 D7|Gm B♭m6|F F/A B♭m6 C7/G|
F|B♭m6 F|Cm/E♭ D7susu4 D7|Gm B♭m6|F/A F7/A D7/F♯|G7 B♭m6/G C7/E|
ラフマニノフは、第2楽章の一部が10~11小節に出てきます(というかそのまま)。しかしそのほかの部分もひょっとして、ということで(ラフマニノフの方を)聴き直してみると‥‥。そのほかの部分も、同楽章にあるメロディーとほぼ一緒!
サビは、
F|Am7|Am7-5/E♭ D7|Gm Gm/B♭ B♭m/D♭ C7|×2
気になって、これもラフマニノフを聴き直しましたが、上記主題のようにそっくりな箇所はありませんでしたが、4小節目が同楽章のエンディングの雰囲気? もちろんこのサビもいいのですが‥‥。
で、やはり、my best favor は、ほぼラフマニノフである主題の方で、10~11小節も捨てがたいのですが、コードB♭m6も、2~3(&7~8)小節でF→E♭→Dとじわじわ下降する箇所も、甲乙つけがたし。みんなまとめて‥‥ということはラフマニノフ第2楽章!?
なお、ピアノソロの間奏部分があり、
Gdim/B♭ Gdim/A|Fdim/A♭ Fdim/G|
Cm Fm G7|Cm Fm G7|Cm Gdim/E A7|Fdim/D G7 E♭dim/C F7|
これもラフマニノフ節です。
曲の主題箇所がすべてラフマニノフの(ほぼ)コピーだとは、迂闊なことにこれまで気が付かず。どおりでメロディーが超絶美しいはずです。
なお、本投稿では、今までまったくクラシックを取り上げていませんが、ラフマニノフの同協奏曲を含めいつかはやるぞっ!とは思っています。ただし、膨大なエネルギーがいるだろうなあと。
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