CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU

今は昔、バブル華やかなりし頃を彷彿とさせる1曲と言えば、個人的にはこれです。本投稿に際し、原曲は小生が聴いていたBOYS  TOWN  GANGではなく、ずっと古いものだと判明して少々驚いています。1967年4月、Bob  Crewe、Bob  Gaudioの作。当時の唄はFrankie  Valli。そして、1982年にBoys  Town  Gangがカバーし、一気に世に広まりました??

これも、アナログレコードとカセットテープで散々聴いていたため、CD音源がないことに気が付き、また市販譜も手元になかったため、デジタルでの保存と作譜用を兼ねてCDを買いました。「BEST  OF  BOYS  TOWN  GANG」。

さて長い曲です。ピアノやstringsなどのinstrumentalで繰り返される箇所も捨てがたく、作譜には時間がかかりました。といっても、繰り返される主題やサビはコピー&ペーストを活用。これまでの作譜曲のうち最長に。変ロ長調、BPM128、ピアノ、ベース、ドラムスに加えviolinを設定。


まず、イントロその1。十二分に繰り返され、徐々にテンションを高める効果。

C|Cm|B♭|B♭|

このコードCがなかなか特定できず、Cm/●●の形かと散々探したのですが‥‥何と、いきなりドッペルドミナントから始まる!

イントロその2。

Cm7|F|B♭|B♭|Cm7|F|B♭|Gm7|

この後、歌詞は乗りませんがサビの前に置かれ何回も登場します。ある意味、これがサビかもしれません。

さて、主題は、

B♭|B♭|B♭M7|B♭M7|B♭7|B♭7|E♭|E♭|

E♭m|E♭m|B♭|B♭|C|Cm|B♭|B♭|

これ、まとめてmy  best  favorです。来た!

ベース音と言えるかどうかですが、実に見事に揃った半音下降になってます。

B♭→A→A♭→G→G♭→F→E→E♭→D

本当に素晴らしい。この中では、コードE♭mが特にfavor。主題に添えられるstringsの副旋律やピアノの飾り音も洒落ていてgood。

サビは、

Cm|F|Dm7|Gm|Cm7|F|Gm|Gm7|

意外にマイナー(っぽい)コードが多く、何故か少し哀愁漂うディスコのお立ち台‥‥的な光景が(‥行ったことはありませんが)。実際、曲の後半で、ボーカルやドラムスが消えピアノとstringsだけになり、さらにピアノの和音だけになってしまいます。

なお、歌詞の2番の主題部分、短3度上がって変ニ長調に変わるところ、謎ですがこの長い曲を飽きさせない?斬新な方法か。が、イントロその2+サビでは、元通り変ロ長調に下りてきます。この後も、主題をピアノとstringsで担うところも同様に変ニ長調へ。が、やはりサビ(的部分)は変ロ長調です!

しかしともかく良い曲です。50年前に作られたとは思えません。







C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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