PROLOGUE ~ TWILIGHT
足腰ほかいろいろな箇所にトラブルが頻発し、通う頻度が落ちているジムのスタジオですが、最近よくかかるこの曲(TWILIGHTの方)の中で、えらく印象に残る箇所があり(拍数ではわずか1拍・後述)、ここを再現したく作譜に取り掛かりました。シンプルなメロディー、2日ほどで1コーラス完成です。が、その後結構手間取って1週間要しました。
手元CDは「TIME」。ELECTRIC LIGHT ORCHESTRAの名盤、当初は当然アナログレコードで聴いていたのですが、後日CDを揃える。1981年、もちろんJEFF LYNNEの作。作譜はピアノ、ベース、ドラムスに、当然ながら弦楽器(バイオリン)を加えて。確か、ELOの演奏方針?が、ロックと弦楽器の融合、とのこと(だったと記憶)。また、当アルバムに収録されている冒頭の3曲(この2曲+YOURS TRULY,2095)がコンサートでもこの順で繋げて演奏するのだそうで、3曲目はともかくこの2曲の連続はいかにも夜が明け朝日が差し込む感じが。のでそのとおり作譜。
調性は両曲ともハ長調ですが、BPMは74(PROLOGUE)と140(TWILIGHT)と計測。作譜ソフトは途中でピッチの切り替えができないため、BPM140に設定して、PROLOGUEの方は各音符を2倍したものに置き替える(74×2=148≒140)。
まず、「PROLOGUE」。コードは、
C|G|Am|C Em|F|Am C|Fm6|G7|
夜明け間近、次第に空が白々と。ヴォコーダーによる低音のナレーションも一応取り入れる。Fm6の響きが何とも。
最後の重厚なCのハーモニーに続く「TWILIGHT」。始まりの「ソドミファーーーー」のメロディーはこの後要所に登場、まさに「夜明け」を旋律化したもの?
第1主題は、
C|C|B♭|B♭|Fm6|Fm6|C|C|
C→B♭→A♭→Gの素晴らしい響きの下降旋律。これが2回繰り返され、最後の小節は
Faug F|
ここがもしかするとこの曲のmy best favorかもしれません。それまでのメロディーの流れとは異質にスタッカート的に上昇する独特の旋律が。耳コピーの正確さは80%と評価。
第2主題は、
F|G|C|F|G7|G|
教科書的なコード進行、だが落ち着くかに思われた4小節目のFが、もう1回ファラドの明るさをダメ押し、何となく印象的。最後2小節、早口で歌われるところもgood。
そして、サビは、
C|Caug|F|Fm|Dm|B♭|G7|G|
メジャーコードとマイナーコードが交錯し、素晴らしい音の絵模様に仕上がっています。特に、Caug、Fm、B♭など。ここも、by best favorを争うところではあります。
なお、本投稿最初に記したえらく印象に残る箇所は、第1主題の8小節目の最後4拍目、16分音符4つでの装飾的「ソラドラ」です。原曲ではいまひとつはっきしませんが、スタジオではやけにはっきり目立って聴こえ、逆に原曲を聴き直したもの。
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