WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY
さて、スタジオ背景音楽を離れ、さらに時代を遡ります。
1972年、作曲:CHICK COREA、作詞:NEVILLE POTTER。所有しているJAZZのCDの中でのMY BESTである「RETURN TO FOREVER」に収録されているその他の難解な?曲の狭間で、温和にしかし燦然と輝いています。CDの最後に入る長大な2部構成?の「SOMETIME AGO - LA FIESTA」のendingのの素晴らしさとともに、JAZZのCDはこれだけで十分では、と。
作譜は、しかしある点で困難を極めました。フリージャズというカテゴリー?に相応しく、そのリズムです。イントロ部分、エレクトリックピアノとフルート?のメロディーのリズム(音符の長さ)がよく分からず、シンバルばかりの打楽器パートを記した際に、一応合ってるかな、と。ハ長調、BPM170、ピアノ、ベース、ドラムスに加え、もちろんフルートを。曲調を配慮しピアノの代わりにエレクトリックピアノも考えたのですが、ボーカルもあるし(従来はボーカル部はすべてピアノで再現)、ピアノトリオの形式は踏もうと。
まずイントロ、前記のとおり四苦八苦。
C|E7|F|Cdim/F♯|C/G|C/G F/G|F/G C/G|Caug/G♯|
Am|Fm6/G♯|C/G|C♯dim/G|D/F♯|G|F|F|-|-|- G♯|
C/F|F C/F|C/F G/F|G/F G|C|F|C|F|C|
途中の-部分は、もう下手な解析は止め、フリーな曲調そのままに放置。
しかし、もう、何というか、出だしからいきなりmy best favorです。主題よりも、サビよりも、間奏よりも、はるかにgood! 特に2小節目のE7、主調の3度上、ハッと息をのむ‥‥。その後も、Csug/G♯~Am~Fm6/G♯とベース音が半音ずつ微妙に上下するあたりもなかなか‥‥。
そして、主題は、1小節目はイントロと重複しますが
C|F|C|F|C Em/B|Am Em/G|F|Em E♭|Dm|
Em|F|G|Am|Am|F|F|
あの素晴らしいイントロの後では、どうも‥‥。が、最後に、ベースのF音が伸ばされている上に乗って、what game shall we play today と締めくくられる箇所は宜しいです。
なお、あのイントロは曲のendで再度アンコールに応えるかのように登場し、再び感涙に咽びながら終わるのです!?
余談ですが、同じCDに入っている、冒頭でも触れた「SOMETIME AGO - LA FIESTA」のendingも作譜したいところですが、曲の途中からというのもねえ、ということで。
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