GET IT ON

前稿のMY  LITTLE  TOWNが、楽譜作成と並行してということでかなり時間がかかったため、これからしばらくは、すでに楽譜作成済みのものをいくつかupしていきます。


まず、例のスタジオMUSIC関連から何曲か。関連というのは、本テーマのトップを飾ったANOTHER  DREAM  TONIGHTや、今やMY  BEST  FAVORITEとなったWHENEVER  I  DREAM  ONのようにスタジオMUSICその曲のほか、スタジオで使われたFAVORITEを探すうちに、その主な対象ジャンルで当時全盛を極めていたいわゆるユーロビートの中で、目的の曲以外にFAVORITEとなった曲を楽譜作成したものです。


表題の曲の収録CDは、SUPER  EUROBEAT  18、1991年のもので、記載データではPASQUINIとGULINELLIの作(のようです)。BILLY  MAPPYが歌い、あの懐かしきバブル末期あたり、当時の雰囲気が溢れてます??

ホ長調、BPM142にて。ピアノ、ベース、ドラムスの構成。

ホ短調の分散和音で始まる前奏部からすでに秀逸、印象的です。調性設定をホ長調にしていますが、曲の半分くらいは同短調で、明るい中にずっしり哀愁が漂い何とも不思議な印象。そう、あのバブル絶頂期にすぐ直後に迫る崩壊を暗示するかのような雰囲気でしょうか。

主題は仄明るい感じで、もうすでに哀愁の陰りが半分くらい顔をのぞかせています。しかし、何とも魅力的なメロディー。これが2回繰り返された後、短調になってここは、左手でさきほどの華麗な前奏部アルペジオが再現されて哀愁感がぐっと盛り上がり、終わりの2小節は右手も3回繰り返しで盛り上がりも最高に達し、次のサビへ見事に繋がります。

サビは、2回反復。前2小節が長調、3小節目が短調と、明るい/哀愁を絶妙にバランス。ここも「ミ♭レド」の3回繰り返しが効いています。

数多あるユーロビートの中では、MY  BEST  FAVORITEです。しかし、あまりユーロビートっぽくない曲、ユーロビートの範囲を超えた秀逸曲なのかも知れません。





C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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