青い珊瑚礁 ~再び~

MUSICの前2投稿、(市販のバンド譜があるとはいえ)THE  SQUAREの難曲2曲でエネルギーを消耗しましたが、逆にその余勢を駆って、再びシリーズに注力です。

1980年、作詞:三浦徳子、作曲:織田裕一郎。手元CDは「BIBLE」。作譜は、イ長調、BPM135、ピアノ、e-ベース、ドラムス、string  ensemble の編成で。


イントロは、

A Dm/A|A D/A E/A|A Dm/A|A D/A E/A D/E|D/E|D/E|

当該曲前投稿(下記*********参照)どおり、Dm/Aの秀逸!

そして繰り返し出てくるサビは、

A|A|C#m|C#m|D Bm7|Bm7|G E|E|

A|A|C#m|C#m|D E|E|A|A|

ここのG、なんとも山葵が効いていますが、お決まりのfavorポイント、主調2度下(マイナスのドッペル・ドミナント?)。因みに市販のピアノ譜でこの和音を弾くのに難儀した記憶が。

イントロを挟んで第1主題は、

A|A|C#m|C#m|Bm7|G7|Bm9|Bm7/E|

A|A|C#m|C#m|Bm7|Bm7|E|E E♭|

G7効果、ここでも。最後のE→E♭の半音降下も山椒のアクセントに。なお、Bm9は、耳コピーによる「レ」音を響かせるため、市販譜のBm7から変更。

第2主題は、

D|E/D|C#m7|F#m7 Bm7|Bm7 Dm|Dm|E|E|

ここが、今回の作譜で最も感動した箇所。まずD→E/Dで、ファラドがソシレへ上がるのにD=「ファ」のベース音のままという複雑さ。かつて、あの「待つわ」(byあみん)間奏部~投稿済み~の最後の和音のC/Dに痛く感動したのですが、C/DがベースのD音に対して2度下のドミソに対し、このE/Dは同じく2度上のドミソで、逆向きの関係。こういうところが、共通のfavor要素になっているのか。(余談ですが、実は、今回市販譜を見直していたところ今まで右手はE系の和音に上がらずD系のままで弾いていたことが判明。したがって、この複雑な味わい深いハーモニーをスルーしていたことに!)

また、この後にマイナーセブンが続きついにマーナーコードに至るという、これまでの只管明るい曲調から一転谷底を覗くような急展開も素晴しい。

そして、間奏部は、

A F#m|F#m|A F#m|F#m|D E|E A|A F#m|F#m D|D E|E|

素晴らしい‥‥けれども、上記第2主題の感動が影響して、まあまあ‥‥ですか。


長い間、暗譜し(たつもりになっ)て弾いてきましたが、暗譜自体に怪しい箇所が見つかり、逆に改めて曲の素晴らしさを再確認。とにかく名曲です。相変わらず出だしのサビの16分音符は指が回りませんが。


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これまで登場した、ELTON JOHNの何曲かと、「待つわ」は、一応自分で弾けるようにはなった曲ですが、ここからはさらに、購入したピアノ譜で(一応)弾けるようになったFAVORITEを順次投稿したいと思います。もっとも、今でも弾けるというのではなく、ある時点で熱心に取り組んでいても、他の曲に興味が移ると運指を忘れて‥‥というパターン。

まずは掲題の曲から。作曲は小田裕一郎、若かりし?松田聖子の明るくのびやかな歌声が素晴らしく、彼女の曲の中で私的にはBEST FAVORITE。

かなり長期間、数曲を選んで弾く時のレパートリーに欠かせない曲でした。最近は少しテンションdwn。明るいイ長調ですが、BPM142と速く、特に前奏(とending)にある16分音符で次第に駆け上がるところは残念ながら指が回りません。

なお、一番のfavorite箇所は、その前奏部の出だしのコード、Dm/Aです。次の小節でのように、D/Aになるのが一般的(だろうと。が、こうすると凡庸に)。しかし、マイナーコードにすることで、俄然、味わい深く印象的になりました。

もうひとつの聴きどころ(弾きどころ?)は、間奏部です。ここも16分音符に悩まされたりしますが、それまでのリズム刻み&ベース低音担当から解放された左手が副メロディー的に右手を助け調和。弾くのは大変ですが素晴らしい。

そして、その調性による効果。どこまでも甘美なイ長調でなくては、ここまでひたすら明るい雰囲気は出ないのでは。これと変ロ長調は、おそらく私的にFAVORITEな調性の双璧だろうと。

最後に、叶わぬ夢、前奏部の16分音符の連続をクリアできれば最高ですが。

                          (2015年12月8日 投稿)

C5552's Ownd

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