YOU MIGHT THINK
前回までで懐メロユーロビートをひとまず終わります。
当カテゴリーの初回に登場し、つい最近までのMY BEST FAVORITEだったANOTHER DREAM TONIGHTの、前とその前に入っている3曲(収録CDはノンストップで編集)を聴くのは至福のひとときなのですが、まとめて残りの2曲をアップです。まず3曲のトップバッターのこの曲から。
手元CDでは演奏はPEEK-A-BOO。原曲は、1984年、Ric Ocasekの作。原曲はやはりのんびりしていて、手元のCDではスタジオ業務用のため例のカウント調整が入っているようです。
作譜は、ニ長調、BPM144、ピアノ、ベース、ドラムスの編成で。
速すぎず遅すぎずのピッチ、シンプル&オーソドックスなコード進行、歯切れのいい?ドラムスなどが相まって、男性ボーカルながら明るく軽快な曲です。
そのコード進行ですが、イントロ、第1主題、サビとも、D→G→A→D(ドミソ→ドファラ→シレソ→ドミソ)と、教科書的な基本構成(一部、DがBm(ドミラ)に置き換わったりしていますが)。第2主題だけはマイナーコード主体で雰囲気は違います(が、暗いというのではなく)。
このシンプルを極めたコードの上に、前投稿の、YOU CAN DO IT同様、様々なメロディーを乗せ換えてイントロ、主題、サビを形成していて秀逸。
まず、イントロは、5小節目がDではなくBm、6小節目がG→Aとなり、7&8小節目がD。Bmのマイナーの響きがスパイスに、そして7&8小節目で2オクターブ下りる分散和音の背景音が印象的です。
第1主題は‥‥。
そしてサビは、4小節目がDではなくBmでスパイシーに。そして、この背景音では、コードの分散和音がまた印象的に。
歌詞の2番、3番では、歌詞に合わせて細かく音符の長さが調整されるのも、また魅力のひとつ。収録CDでは、これの前の曲がやや変わった曲なので、純正統派的?なこの曲の登場で、本当に雰囲気が一変し明るくなります。雲間から急に陽が差す如く??
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