WHAT'S UP
この曲は、スタジオのほかに結構いろいろなところで耳にしていたのですが、曲名が判明するのに時間がかかったものの筆頭ではないかと(楽譜データファイルのタイトルはその名残で「2005年第5曲(WHAT'S UP)」としています。もちろん耳コピーだけで作譜して曲名が判明しないままの曲よりもラッキーではありますが)。曲名同定のために手がかりにしたのが、歌詞の中に頻繁に出てくる(=と聴こえた)「what's going on」というフレーズで、これを頼りに苦難の末?偶然に辿りついた(と思われます)。今思うと何か凄い力技のような。
1993年、LINDA PERRYの作。原曲は作者の属する4 NON BLONDESの演奏ですが、業務用スタジオバージョン?は当然ピッチを上げてドラムスでリズムが確実に取れるようにしてあります。
作譜は、イ長調、BPM145、ピアノ、ベース、ドラムスの構成。原曲CDのほか、いろいろなバージョンの音源を集めましたが、作譜は、原曲CDをベースにして、ドラムスパートはスタジオの雰囲気が出るように勝手に作りました。原曲はギターの伴奏のゆるやか、シンプルな曲調ですが(歌詞は正反対のようです)、スタジオで最初に耳にして一番印象に残ったのがイントロにある旋律。もちろん業務用なので明確に刻まれるドラムスと低音の上にこの旋律が乗るのですが、この中の「シ♭」と、3~4小節目のコードのBmの短調の響きが何とも言えず。この旋律は曲の中で通奏低音の如く繰り返し絶えることなく使われています。多分これがこの曲のmy best favorでしょう。
イントロにはもう一つ、秀逸な旋律があり、4~5小節目のシンコペーションが何ともgood。この旋律は、上記のmy best favorの旋律と重なって響き、シンコペーション部分のコードはBmです。favorが2倍に!
そして、主題部分ですが、第1主題は。ここも背後であのmy best favorが鳴ってます。
第2主題も2回繰り返しますが、終わりの3小節は、ここの歌詞の最後に、「what's going on」と叫んでいます。背景ではmy best favorの響き。
何回も繰り返されるサビは第2主題とよく似ています。もちろんバックにはmy best favor、最後に「what's going on」と!
結局、ずっと、my best favorの旋律@コードA→Bm→D→A、という基盤の上で奏でられる変奏曲という感じですが、これがまた何とも心地よし!
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