東京ららばい

ドーナツ版復元シリーズ、一段と古い曲です。これも、前回投稿曲同様、作譜すればするほど名曲だなあと。(ワンパターンの感動?)

1978年、作曲:筒美京平、作詞:松本隆、唄は中原理恵です。作譜は、ト短調、BPM120、ピアノ、ベース、ドラムスに加え、ストリングスとしてバイオリンを。

ミドル/ハイテンポで淡々と進む哀愁メロディー、いいですね。

イントロは速いギターで開始、

Gm A♭|B♭ D7|

Gm|F6|E♭M7|Gm D7|Gm|F6|E♭|Gm D7|

この後の第1主題を予告するような旋律。

第1主題は、

Gm|F6|E♭M7|D7|Gm|F6|E♭M7|D7|

E♭ F|B♭ D7|Gm|Gm|

前半第1~8小節は、G→F→E♭→Dと階段下降に加え、D音が通奏低音的に支える。good!哀愁感たっぷり。後半第9~12小節は、独立の主題にしてもいいくらいです。9~10小節目、メジャーコードが展開するもうら寂しいトーンは変わりません。

第2主題は、

Gm|Gm G7|Cm|F7|Cm F7|B♭ D7|

Cm|Gm|A♭ D7|Gm|D7|

この主題も印象的。前半の第1~3小節と第4~6小節、前者はマイナーコードの中に一瞬メジャーコード(G7)が、後者はメジャーの中に一瞬マイナー(Cm)が挟まり、一瞬の輝きを。そして後半、ここがmy  best  favorite。特に第9小節、A♭が印象的。かといって、第7~8小節もなぜか心に残る。単なるA♭のへの接続だけではないような。

サビは、

Gm Cm|Cm|F E♭|D7|Cm A7|D7|

Gm Cm|Cm|F E♭|D7|Cm|Gm|A7|D7 Gm|

この曲もまた、前述の各主題のほうが宜しい。といっても、ドッペルドミナントのA7は印象的です。なお今回、第1および7小節のコードCmは、ベース(楽器)の聴き取りで入れたもので、そうでなければ当該小節は単にGmだけにしていたところ。やはり、コード判定にはこの楽器は不可欠だと再認識した次第で、文字通り曲のベース(土台)になっています。



C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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