OVERNIGHT SUCCESS

スタジオ背景音楽、続いては、たぶん何かのCMで使われたのではないかと思われるこれ。

1984年、JOEY  CARBONE と RICHIE  ZITO の作。演奏:KANGAROO、オリジナルアーティストはTERI  DESARIO。手元収録CDは、「EURO  HIT  PARADE  volume1」。作譜は、ヘ長調、BPM151、ピアノ、e-ベース、ドラムスに加え、シンセサイザー(イントロメロディーを華々しく奏でるあの電子楽器、リリコンとかいうのではないかと思いますが、作譜ソフトにある音色の似た楽器として)。


イントロは、

F B♭/F|C/F F|F B♭/F|C/F F|×2

サビと類似の明るく華やかなコード進行・メロディーライン、この曲の背骨?を成す。ここではF音がずっと基盤を支え、安定感も。

第1主題は、

Dm|Dm|C|Dm C Dm Am|Dm|Dm|C|Dm C Dm C|

一転、並行短調に。イントロの雰囲気とは逆に、淡々と歯切れよくクールな進行。全体でmy  second  best  favorite に。

第2主題は、

F|C|Gm|Dm C|B♭|B♭|Csus4|C7|

前半は前主題の延長のような雰囲気ですが、後半は長調化?で明るく。クール→華やか、my best favorite です。メロディーに同行?する、木琴のような乾いた音の分散和音的副メロディーの味付けがまた宜しい。第7小節のコード、結構同定が難しかったです。

なお、最近のCDに入っているバージョンでは、第5~6小節が第1~2小節の繰り返しになっていて、一番肝心なところが台無しに。なんということを!

サビは、

F B♭/F|C/F Dm|B♭|C7|×2

イントロの元気さが戻ってきます。ただ第2小節後半をマイナー化して、あまりにメジャーコードばかり続けるのを避け、これはこれでgood。


かつて数多くあった、スタジオの HIGH  IMPACT のコマでよく流れていましたが、今手に入るCDでは前述のようにわずか2小節で台無しになってしまったことを併せると、時代が移ったのだなあ、と変な感想に。




C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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