YOU GOT IT ALL
再びスタジオ背景音楽を何曲か。
1979年、RUPERT HOLMESの作、唄はKRISTINE HENDRICKS。手元収録CDは「RADIO 》ROBICS 11」。なおオリジナルアーティストは THE JETS とのこと。
スタジオで聴いてからCDを探し出すまでかなり時間を要し、その間スタジオでの記憶だけを頼りに作譜したのですが、CDと答え合わせしてみるとかなり違っていました。今回の投稿に際しさらにリファイン。変ホ長調、BPM141、ピアノ、e-ベース、ドラムスに加え、ストリングス(ヴァイオリン)。
オリジナルアーティストによる原曲はスローテンポのAOR、しかも曲の途中で転調(半音up)し、作譜分とはかなり雰囲気が違います。
イントロは、
E♭|A♭m/E♭|×4
いきなり my best favorite! これは上記スローテンポの原曲にはないもので(通常カバー曲は前奏や間奏で独自性を出すようですが)、この、ドミソ→ドファ♭ラ/ド、あの「青い珊瑚礁」のイントロの出だしのパターンです。コードA♭m/E♭の響きがgood。ここをドファラにしてしまうと全く平凡に。マイナーコードの響き! 嵌ります。
第1主題は、
E♭|A♭m|E♭|A♭m|E♭|E♭|A♭|A♭m|
E♭|A♭m|E♭|A♭m|Cm|Gm|A♭|A♭|
イントロの best favorite のコードパターンがここでも繰り返され、宜しい。第7→第8小節でA♭がマイナー化、ここも良い! 後半は前半の繰り返しのようで、第13~14小節にマイナーコードで一捻り、ここもまた宜し!
第2主題(これがサビその1?)は、
Fm7|B♭sus4|B♭sus4|B♭sus4|Gm Cm|B♭su4|G7|Cm|
B♭sus4に乗って繰り返される旋律、その出だしが最初はFm7、2回目がGm→Cmとこれも一捻り。そして印象的なG7、この主題中では best point です。
第3主題(これがサビその2になるのか?)は、
A♭ E♭|Cm B♭sus4|A♭ E♭|Cm B♭sus4|A♭ E♭|Cm B♭sus4|Fm7|Fm7-5|
この主題も、第1~2小節、第3~4小節、第5~6小節と、同様の旋律が3回繰り返される。そして、最後Fm7→Fm7-5と、コードの中で半音下げ(C→B)てマイナーコード感を増すところ、当主題中の白眉、否、全曲中で my second bestかな。
なお、第2主題のG7も、全曲中で二、三位を争うこと付け加えておきます。
‥‥やはり‥‥。全曲丸ごと、良い!
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