世界の果てまで
さて、本邦アーティストに戻って、投稿候補曲を順次アップしていきます。
1995年、作詞作曲唄とも山下達郎。手元収録CDは「TREASURES」。作譜は、ト長調、BPM116、ピアノ、e-ベース、ドラムスに加え、低音str.。達郎の曲なら、クリスマス・イブを投稿時に作譜済みかと調べると、手元に市販譜が多いので作譜していないことがわかり、追々トライしようと同じCDに入っている音源を併せてPCに移しました。
ともかく。
イントロは、G|G|Em7|Em7|Bm|Am D7|G|G|
ゆったりリラックスした始まり。ドラムセクションはほぼ同じかたまりが全曲を通じて繰り返される。作譜的には楽です。
第1主題は、
G|G|Em7|Em7|Bm|Am D7|G|G|×2
ドラムスどころか、コード進行もイントロと同じ。まだ微睡みの中です。
第2主題は、
Bm|Am|Bm|Em|Am7|Am7|Dm7/F|D7|D7|
マイナーコードが連続し曲調が変わりますが、哀愁感はなくまだ半分微睡みの中。ところが、7小節目、「F♮」音の一撃でハッとさせられる。ここはなんとも鮮やか、my second favorite です。
そしてサビは、
GM7/B|GM7/B|GM7/E|GM7/E|G/B|Gaug|CM7|CM7|
Am|D7|Bm|Em|Am7|C/D|G|C/D|
ここは本当によくできた箇所で、最初の4小節は基本的に第1主題に準じているようで、実は「シ」音(=F♯)が(おそらく)潜在的に聴こえる! メジャーセブンスコードの味わい深さ。そしてなんといっても、6小節目のコードGaug、「D♯音」の素晴らしさ! 実はこの小節・このコードを書き留めるだけのために作譜したといっても過言ではありません。断トツの my best favorite。前小節から順にソ→ソ♯→ラと半音階で上がり、7小節目も単にドファラ(=C)ではなく、ここもメジャーセブンスコードの深い味わい。
9小節目以降もマイナーコード多用なのに悲哀感はなく、締めくくりはそれまで使われていたコードD7ではなくC/Dで一味違う捻りを。
因みに以前も書いた記憶がありますが、このC/Dは最も好きなコードです!?
どの曲もそうですが、favoriteの箇所以外も作譜してみて改めて素晴らしさがわかります。
0コメント