OMENS OF LOVE

T-SQUAREのmy  favor第3位のもう1曲です。手元収録CDは、「R・E・S・O・R・T」。前投稿の「いとしのうなじ」を収録した「STARS  AND  THE  MOON」が冬にリリース、しっとりしたバラード曲が多かったのに対し、これはその冬が終わり次の夏向けの時期にリリース。シーンとしての季節はまさに今(だと思いますが‥‥)、しかし間もなく(EL  MIRAGEのように!)過ぎ去ってしまうリゾート地の真夏を惜しんで‥‥と、落ちがついたところで。

1985年、和泉宏隆の作。ハ長調、(CD聴き取りで)BPM160くらい。

全編爽やか、メロディーも明るく、ハ長調という調性も(ピアノでメロディーをなぞったりする際)素直で宜しい!? もちろん、件のライブで演奏されると(アンコールとしてが多かったような)大盛り上がりで、お決まりの観客ともども飛び跳ねる箇所も(私はしませんが‥‥)、これこれこれですよ、これでないと!?、と。

で、my  favorですが‥‥どこも満遍なく素晴らしいので‥‥。まず、出だし(イントロ?)を挙げておきましょう。ゆったりした?分散和音的に次第に上昇してゆく、これからの展開を期待させるようなオープニング。

そして、第2主題?のending、コード進行がDm7→F(onG)→Fm6(onG)→Aの箇所。(もっと複雑なコードかと思っていた)Aの上でのキーボードの洒落た動き。これをmy  best  favorに。本当に「A」だけなのか、と(怒っても仕方がないのですが)。

‥‥と、落ち着いて? 改めて聴きなおしてみると(出ました、定番フレーズ!)、間奏部のギターが細かく走り回るところもそこはかとなくgood。そして‥‥、またもや半音階下降があちこちに散らばっていることが判明。例えば、第3主題?は、メロディーの各小節の頭がF→G→G♯→C(コードはAmなのでここは強引にAに置き換え)と半音階上昇。そして上った後、コードではAm(onG)→F→C(onE)→Dm7、ベース音はG→F→E→Dと、こちらはソ→ファ→ミ→レとわかりやすく「下降」してます。また、サビの出だし、コードはC→Em7→Gm7→A7でベース音はC→B→B♭→A、その続き、コードはDm→Dm(onC♯)→F(onC)→G(onB)でベース音はD→C♯→C→B。これをリピートの後の続きは、コードAm→Fm6(onG♯)→C(onG)→F♯m7(♭5)→Fで、ベース音はA→G♯→G→F♯→F。サビは、半音下降3連発だった! もう個人的嗜好丸出しです。

もう一つ、第2主題ほかで入る、ドラムセクションのカンカンカンカンという響き、鉄道の踏切の(昔の)警報音のようで何故か印象的です??


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前投稿で、「いとしのうなじ」がバンド譜にないのでエレクトーン譜を変ホ長調に変換して云々と記しましたが、よく見るとありました。CDのタイトル「STARS  AND  THE  MOON」をこの曲名と勘違いしていたため見落としたもの。で、コードを確認してみると、概ね合っているのですが(良かった!)endingのsusコードのある小節、もう少し細かく複雑で、後半にE♭add9が。また、その2小節前のA♭もきめ細かく、A♭△7→A♭6と微妙な表現に。



C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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