酸っぱい経験

(少し)大人の女性ボーカル曲シリーズ? 今度はこれです。1980年、作詞:三浦徳子、作曲:小笠原寛、多岐川裕美が唄います。手元にはアナログレコード(シングル盤)しかありません。

背景・雰囲気は、日本を飛び出してフランス、パリ? バックに流れるギター?のアルペジオを是非再現したくて作譜。コードも、メジャーとマイナーがペアになっているような箇所も是非と。ハ長調、BPM130、ピアノ、ドラムス、ベースの編成で。なお、この曲も、主旋律とコードだけの市販譜に載っていました。

余談ですが、作譜のためカセットテープに落として聴いていたのですが、カセットデッキに続いてカセットテーププレーヤー(いわゆるアナログのウオークマン(メーカーはPanasonicですが))も壊れてしまい、もはや再生装置がなくなりました。

まず、イントロのコード展開。

C→C7onB♭→FonA→Dm7onG→C

このC7onB♭がgood。しかもよく見ると、ベース音がC→B♭→A→Gと階段を下りています。my  favor!

第1主題の出だしに、上述のアルペジオが。静かな秋の黄昏の雰囲気。

第2主題は、歌詞の2番の「ピ・ア・ニ・シ・モ・で‥‥」の部分、シンコペーションが素晴らしい。ここも歌詞通りひっそりとした感じが。

サビの部分のコードは

F→Fm→Em7→Am→Dm7→D7→G7sus4→G

このうち、上述のコードの長短ペアですが、F→FmとDm7→D7です。陽が当たったり陰ったり、また日が差したりと、なかなかコントラストに富んでいます。

そして間奏部も

C→Em onB→A→A♭

このA♭、アルペジオのアクセントがもうこの上なく素晴らしいです。


そして、細かいところですが、この曲の雰囲気をある意味決定づけているのでは、と思われるのが、フランス語的発音?で歌っている単語が2つ。

 ほかの(HO-KA-NO)→「H」を抜いて? O-KA-NO

 あなた(A-NA-TA)→「H」を付けて? HA-NA-TA



C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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