なごり雪
次は小々昔の、短く静かながらも味わい深い曲を。フォークソング!
1974年、作詞・作曲:伊勢正三、唄:イルカ、手元収録CDは「イルカ BEST16」。作譜は、ヘ長調、BPM70、ピアノ、e-ベース、ドラムス、stringsで。今までの投稿曲で最も遅いテンポの曲なのでは。
メロディー&コードの市販譜に掲載がありましたが、まあ簡単なコードばかりなので。しかし、聴き取れない(=思いつかない)コードも。
静かに始まるイントロは、
F|B♭M7|F|B♭M7 Gm7/C|
このメジャーセブンコード、さすがに聴こえません。が、音源とシンクロしてB♭音をピアノで鳴らすと何故か不協和でなく調和?する)ので採用!? e-ベースが速い下降で入るのが良いアクセントに。
第1主題は、
F C7/E|Dm B♭|F C7|F C7|
F C7/E|Dm B♭|F C7|F|
ドミソ、シレソ、ラドミ、ドファラと基本的はコードばかりで進む穏やかで安定の曲調。2&6小節目の短→長の移り具合、絶妙です。このドファラ(B♭)、長調なのに物悲しいのは、曲の歌詞から来ているのかも。
第2主題は、
Dm Am|B♭ F|A7 Dm|B♭ C7|
ここは、さらに哀愁感が募るところ。物悲しいB♭に加え、なんといってもA7コードの響き、主調の3度上、my favor が嵌るポイントです。ここを、my second best favorに。first bestは、第2主題の3回目の繰り返し、「‥‥君が去った‥‥」(コードAm)で、stringsがC音とD音のトレモロを奏でる箇所です。哀愁感maxに。
そして最後に、これまた恒例の平凡なサビを、
F C7|Dm|F C7|Dm
なお、作譜してみてあらためて高favorite評価となったのは、各所に出てくるB♭です。もともとは、おそらく一番気に入っているコード(というと変ですが)ではあるのですが、悲しい響きに聞こえるのは初めてかもです。
それにしても50年近く前の曲、オリジナル登場時点で聴いていた頃が思い出されます。
0コメント