乾 杯
バラード、最後に極めつけはこれ。
1980年、作詞・作曲・唄:長渕剛、手元CDは「BEST NOW 長渕剛 1978~1981年」。作譜は、ニ長調、BPM70、ピアノ、e-ベース、ドラムス、stringsの編成で。手元にシングルCDもあるのですが、年代が新しくボーカルの声が枯れて?不安定で(これはこういう歌唱表現なのでしょうが)耳コピーには難しいので、若い頃?の音源によりました!? また、手元の市販譜も参考に。しかしシンプルなコードばかり。
イントロ~歌詞1番~サビまでボーカルとピアノ伴奏だけの淡々とした演奏。作譜上は、ピアノパートだけなのでスカスカです。間奏~歌詞2番で音の厚みと素晴らしいハーモニーが。
イントロは、
D|Bm|G Em|D|
主題は、
D|Bm|G|D|Em|Bm|Em7 A7|D|×2
サビは、
D|G|D|A7|D D7|G|D/A A7|D|
聴きどころはこの雄大なサビです。特に2、6小節目の、ボーカルがオクターブを分散和音で上昇する箇所、my 2nd favor に。ゆったり明るく突き抜ける感覚。そして、my best favor は、作譜中に気が付いたのですが、5小節目のD→D7。3~4拍目に、市販譜を無視してセブンスコードを設定、というか、これこれこれですよ、ぜひこうしないと、という感じ。作譜でも当該小節のC音(♭シ)を強調しました。結果、5~7小節は、ド→♭シ→ラ→ソの階段下降に。なるほど。
間奏もあります。
G|F♯7 Bm|Em|A7|D|D|
e-ギターが細かく刻む。
あまり私的な評価に関係ないことですが、テンポがゆるく音が繋がっているので、ボーカルの息継ぎが難しそうな感じが。そして、成功したのが招待楽器パートのstringsで、e-ベースもドラムスも簡素なので音を埋めて充実させるのに大活躍。前半の簡素から雄大な後半への展開。
0コメント