IT NEVER RAINS IN SOUTHERN CALIFORNIA
前投稿で邦楽の投稿候補曲が終了したので、洋楽の方に移ります。
まずはこれ。数十年前に、中学で英語を習い始めの頃にリアルタイムでヒットしていて、辞書を片手に歌詞を訳した記憶あり。歌詞にある、Got on board westbound747(=西行きのボーイング747に乗った(との意でしょう))を、板が西へ跳ねる?‥‥訳が分からないなあ、とか言いながら。
1972年、作詞・作曲:ALBERT HAMOND、MIKE HAZLEWOOD、唄:ALBERT HAMMOND。手元収録はADで、「ALBERT HAMMOND GREATEST HITS」。作譜は、イ長調、BPM116、ピアノ、e-ベース、ドラムス、Vn.の編成で。
さて、曲はシンプルな「ふし」(というかコード)の繰り返しからできていて、しかし何とも言えない魅力を出しています。同じ頃? AMERICAというグループが唄う「A HORSE WITH NO NAME」という曲が、同様になんとも単調なメロディーなのに得も言われぬ不思議な魅力がありました(本投稿には取り上げませんが)。
イントロは、
Bm|E|A|A|Bm|E|A|A|
Bm→E→A→Aというかたまりが、曲全体をコントロールしています。特に、Bm(レファラ)がキーポイント。因みに、出だしのドラムの一打の直後に、ピアノで「レラファレ」と超速い下降アルペジオ、実はこの一瞬が鮮烈な印象を与え、この曲を本投稿に登場させた原動力かな。my best favoriteとなっています。
主題は‥‥なんとイントロのコード進行と同じ! 2回繰り返します。
サビは‥‥これもイントロのコード進行! 2回繰り返します。が繰り返しの4小節目が、AではなくF#m7に。
ここまで、あの「かたまり」をさんざん繰り返し聞いてきて、しかし次のCODA?が何故か素晴らしい。
Asus4/B | E7|A|A|Asus4/B | E7|A|A|
Bm が Asus4/B に変わっただけでしかもメロディーが「ソ」の連続で超単調なので、なぜなのかと思われますが‥‥、素晴らしい。特に、Asus4/Bが。このコードの特定には時間がかかりました。my second best favor に。
はるか昔なのに、いまなお心に刻み込まれている。アメリカ西海岸はこの曲の響きのような土地なのかと、当時は勝手に想像していましたが、「レファラ」の強い印象のせいなのでしょうか。件の Asus4/Bも、Bmと似た響きで、「レファラ」を「レソラ」に変えたような。単調なようで、実は印象深い曲もあるものだと。
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