欧州行備忘録① (2001/9/21~29)
かつて熱に浮かされたように毎年行っていたオーストリア・ウィーン(&その周辺)。記憶も朧になってきたので、残っているエビデンスから行程を整理・再現し備忘録代わりに記しておきます。昼間は観光、夜はコンサートやオペラと多忙な?スケジュール。山岳ドライブにSKIも。
本稿はその第1回目。
■第1回(2001/9/21~29)
9/21 関空→WIEN
9/22 (WIEN滞在) 20:15~ WIEN MOZART KONZERT@MUSIKVEREIN
9/23 WIEN→SALZBURG
9/24 SALZBURG→ZELL AM SEE→DOBBIACO
9/25 DOBBIACO→TRE CIME DI LAVAREDO(ドライチンネ)→HEILIGENBLUT
9/26 HEILIGENBLUT→PASTERZE GLETSCHER(パステルツェ氷河)→ZELL AM ZEE→WIEN
9/27 (WIEN滞在) 19:00~ シチリア島の夕べの祈り@WIENER STAATSOPER
9/28 WIEN→
9/29 →関空
ウィーンの空港から乗り合いバスで初めて旧市街エリアに入ったとき、映画アマデウスに出てくるものとそっくりの、頑丈で華麗な建物が立ち並ぶ古い街並みに感動したのを覚えています。これがヨーロッパなのかと。
宿は、AM SCHUBERTRING。旧市街の環状道路RINGに面し、MUSIKVEREINやSTAATSOPERにも近い、静かなこじんまりとした良いホテルでした。
2日目は、昼間はまずウイーン市内観光。中心部の主だったスポットのほか、MUSIKVEREIN、STAATSOPER、KONZERTHAUSなど、著名な音楽ホールの実物を前に胸がいっぱいに。夜はいよいよあのMUSIKVEREIN GROSSER SAALへ。憧れの地へついにやって来たかと、感動のひととき。MOZART主体のプログラムだったと。
3日目は午前に列車でSALZBURGへ移動し午後は市内観光。もちろんMOZARTの生誕地、テンションupです。
4日目、列車でZELL AM ZEEへ。ここからはしばらく音楽と離れ、アルプスの山岳美を堪能。レンタカー(VOLKSWAGEN! のGOLF)でオーストリアアルプスを越えてイタリアまで足を伸ばし、ドロミテの山岳地帯を縫って再びアルプスの峠を越えて(何と降雪が!)ZELL AM SEEへ。初体験の左ハンドル、レンタカーショップの裏手の広場で少々練習したものの、左折やロータリー式交差点、駐車場所から公道へ出るときなど、左右感覚になかなか慣れないまま。最後まで間違ったのがワイパーとウィンカー。公道の巡航速度は速く、道路標識のドイツ語の長ったらしい地名表示(河原町今出川とか雲雀丘花屋敷のような複合地名が多い)を瞬時に読み取らなければならず、結局いちど道が分からなくなり、付近の牧場!で尋ねたところ何故か歓待され喜んで教えてくれました??
イタリアとの国境の峠では、イタリア側の道幅が狭く青信号15分、赤信号45分。抜け目なく存在している峠の茶屋は大繁盛。私も、赤で待っている間にエスプレッソを1杯。
ハイライトのドロミテは終日雨と霧の中でした! が、それでも目的地であったドライチンネの3岩峰の麓を霧の中ミニトレッキングして山小屋でお茶を飲んで戻りました。
なお、宿泊したDOBBIACOの宿(CRISTALLO)での食事のパスタや、途中に寄ったミズリーナ湖畔の何ということもないレストランで食べたピザ、どれも極上の美味さで、オーストリアと比べるのもなんですが、正直に感激。まさにイタリアですねえ!?。
ホテルやレストランでは英語が通じず、ガイドブック掲載の短いドイツ語を駆使。レストランでトイレの場所を訊くと、そこの女主人?と店にいた客が、
Pre~go~♪
と、オペラのような大げさな身振りと素晴らしいハーモニーで教えてくれました。さすがイタリア! Grazie!
店を出るときもガイドブックを見ながら、今度はイタリア語で、アリベルデルチ?? ありがと、出るね?? 否、 Arrivederci!
再びアルプスを越える前に、オーストリア最高峰グロースグロックナーを望むパステルツェ氷河にケーブルカーで降り立ちました。足先に氷塊が。
SALZBURGで乗り換えたWIEN行きの特急の愛称は、たしかMOZARTだったと。スケジュールがアバウトなのでたいてい2等自由席ですが、オーストリアの列車はだいたい空いていて、夕刻だったので食堂車に赴き白ワインとウィンナーシュニッツェルを食した記憶が。まろやかなワインの美味さに感激。
再びウィーンに戻ってオペラを。堂々たる佇まいの国立歌劇場、STAATSOPER。演目はシチリア島の夕べの祈り。上の方の階の奥の側なので舞台はほとんど見えず、ただ音楽の美しいメロディや、素晴らしい演奏を楽しめました。なんと上手い劇場付属オーケストラだろうと思っていましたが、実質ウィーンフィルなんですね(と、その時は知りませんでした!?)
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