全く同じだけれど別のもの~独在物理学

前投稿の続きです。

モナドを持ち出さなくてもでなくても、現在の自然科学・物理学では、例えば水素原子が2個あって、一方は他の一方とは「別の」水素原子なのに、それら水素原子が引き起こすふるまいは物理法則等として同じだとされています。

独在性の例に当てはめると、2人の人間の身体の神経系統で起こる物理的・化学的反応は同じなのに、本当に「痛い」と感じるのは私(=こちら)だけなのは、あちらの身体を構成する物質はこちらとは「別の」ものだから、という素朴な答えもある。この考え方のよいところは、何人いてもすべて互いに(同じ種類の)別の物質から成り立っているので、各々が「本当に痛いのは私だけだ」といっても矛盾はしないところです。

何かコロンブスの卵のような解決法ですが、これのどこかに穴がないかどうかいろいろ考え中なので、また新たな進展(却下もあり)があれば。

C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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