1つなのに実は2つ~完全?結合双生児

前投稿や、いくつか前投稿で、全く同じだけれど別のもの、人間が物理的に全く同じ2人に分裂した場合こちらが私であちらは他人、モナドと独在性等について書きましたが、それらに関連するのか?そもそも以前から気になっていた話を。

表題の結合双生児は、人間に限らず他の動物でも希に発生するのですが、一卵性双生児が親の胎内で完全に分離することなく生まれてくるものです。身体の一部がくっついた状態で、よくあるのが胴体と手足は一体で、首・頭部が2つというもの。怪獣のキングギドラ(これは首が3つ)や(確か)オーストリアの軍旗が双頭の鷲(だったような)。

人間の場合は、2人?はそれぞれ別の人格を持ち、ただ胴と手足を共有しているのですが、もっと極端に頭部を含めすべての身体を共有した場合(もちろんこれは思考実験に近くなりますが、頭部を共有しているものの目、鼻、口などが所定の数以上ある実例があったと思います)、外見上1人の人間だが〈私〉は2人?いることに。これは2重人格とは異なり、常に同時に「2人」です。

一部分離している多くの場合も含め、その当事者の思いは察するに余りあるのですが、通常1身体に「1人」のところ、2人「以上」であっても、そういう場合も考えられると思います(因みに1身体に「0人」はいわゆる哲学ゾンビでしょう)。




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語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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