閑話休題 前奏部・間奏部

前投稿の「FIRST  LOVE」や、前の前の「SQUALL」の久しぶりの練習に時間を割く一方、採り上げるべき曲も残り少なくなってきました。年があらたまったこともあり、少し脇道にそれて掲題について思うところを。


採り上げた自奏曲には、歌詞付きの曲が多く、それも曲の主題部分よりも、前奏部や間奏部の方がfavorなものが意外と多いです。上記2曲もそうですが、それ以前に登場の、「待つわ」のまさに「間奏部」、「HONESTY」、「PIANO  MAN」、「青い珊瑚礁」、「YOUR  SONG」など、また「TOP  OF  THE  WORLD」のように、お気に入りバージョンにわざわざ書きなおしたものもあります。これは、唄の部分は、音域や速度やリズムの点で人声の限界があるため表現範囲が限定されるのに対し、前奏部や間奏部では人声の限界がなくなり(ピアノほか楽器の演奏でも限界はあるものの相対的にその限界値が高いので)、より多様な表現が許されるためではないかと。

では、唄のないinstrumental曲の方が、その表現範囲が広いではないかと言われると、素晴らしい曲が多いものの端的に自分の演奏テクニックでは無理なので(自奏曲に入らない)、ということになりそうです。自奏を諦めた? というか、自奏に囚われずに楽譜作成したFAVORITEな曲は、この後も順次採り上げていきたいと思います。


そしてもうひとつ、いわゆるサビの部分については、ピンポイントでこの部分のコードが(普通はメジャーコードなのにマイナーコードが使われていて)印象的なのでfavorなものはありますが、サビのメロディー自体がfavorなものは少ないです。それより、歌の出だしのいわゆる(第1)主題がfavorな曲が多いようです。これも、想像するに、作曲においてはやはり一番いい部分を真っ先に持ってくるのに対し、サビの部分は曲を盛り上げることに力点が置かれるために、また歌うという点からもそんなに複雑なメロディーにできず、結果的にそれほどfavorでなくなるのでは。

C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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