EVER AND EVER

スタジオ背景音楽、次はこの曲。1989年、例の如くM.FARINAとG.CRIVELLENTEの作、アーティストはVENICE。手元収録CDは、「THAT'S  EUROBEAT 12」です。これも短いフレーズの繰り返しが多く、短時間で作譜できました。が、打楽器が多彩で細かいリズムが多く、旋律作譜よりそちらに手間取り、そして最後の最後に、簡単そうに聴こえた第1主題のコード特定に結構難渋しました。

人気曲なのか、30年経ってもいまだにスタジオで掛かることも。イントロの前や中で入る男声の超低音の台詞(or掛け声)ともども力強くノリの良い、しかし軽快なボーカルが疾走します。

作譜は、BPM135、ピアノ、ベース、ドラムスの編成で。問題はその調性で、一応ハ長調設定にしましたが、F(ファ)音に♯が付くのが自然な流れの箇所があり、ト長調なのかな。そして主題の始まりのコードがAmっぽいので、あるいはイ短調か。それにしては曲の終わりがコードDだったり(ではなくGで終わっているとも見え、そうするとト長調か。しかし、ト長調のendingには聴こえないし)、ということで、調整特定が困難な初めてのケースです。


ともかく、イントロから。その1~その3まで分けられそうなので。

イントロその1。超低音の男声と賑やかな打楽器群の後に、

F/C C C/G G|G|×2 これを4回繰り返し

これはこの後、曲の中、サビの後ろにも出てきて、前述した「Gで終わっている?」、の箇所になります。1小節目、4拍で4コードと忙しいですが、Cは2拍分なのでC/GとGは各々0.5拍で。まあある意味、この曲を象徴するメロディーです。

イントロその2。

コードは不明で、単音で

ラ|ラ|レ|レ|

とでも表示。しかし、ベースが支えるこの単音は力強く印象的で、第1主題のコードと同じとも言えますが、ここはあえてコード表示なしで。

イントロその3。

G|G7|C|E♭|G|Em|Am|D7|

前半はG→F→E→E♭と秀逸な下降の旋律、後半はGからマイナーコードEmにいったん沈むところもなかなかのもの。しかし‥‥、これを見るにやはりト長調の感じは拭えません。ハ長調(あるいはイ短調)とのハイブリッドなのか。

さて、結構長いイントロの後、第1主題は、

C/A|C/A|Am/D|Am/D|

ベースはイントロその2と同じですが、和音の耳コピーでは1~2小節はラドレ、3~4小節はソドレで、これに合うコードがないので「ミ」をくっつけて表示のようにしました。ここで1時間くらいかかったのでは。

第2主題は、コードはイントロその3と同じです。特徴のあるボーカルのメロディーとともにmy  favorに。

サビは、

C G|C G|Em|D|×2

ここは平凡。しかしコードCはト長調でのドファラなので、やはり明るいドファラをサビに持ってきているということになるのでしょうか。

この後、イントロその1が繰り返され、やはりそこがendingのような。すると‥‥ハ長調で作譜済みのをト長調に変換すると譜面が崩れる‥‥ので、このままに。





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