ANGELEYES
もう1曲ABBAを。前投稿の「MAMM MIA」(の私の認識範囲への)登場まではmy best ABBA だった曲。しかし今回の投稿に際し作譜してみて、やはりいい曲だなと。ただ少しテンポがゆっくりなところが第1位を譲った理由でしょうか。
1979年、BENNY ANDERSSON と BJOERN ULVAEUS の作。手元CDは「The Difinitive Collection」。作譜は、ロ長調、BPM130、ピアノ、ベース、ドラムスに加えシンセサイザー・ボイスなるパートを追加。調性は最初、原曲が、ロ長調とハ長調の中間と思われ(ややロ長調寄りか)安易にハ長調で作譜したのですが、作譜耳コピー用にPCに落としたものが何故かCDそのものの調性より微妙に高く(=ハ長調寄り)、結局、CDそのものはロ長調(にほぼ一致する)と作譜完成後に苦渋の判定、恐る恐る譜面の調性変更してみたところ、見事に変わりました。凄い! また、シンセサイザー・ボイスは、曲を特徴づける分厚いコーラスの再現のためです。やはり機械音っぽいのはしかたないですが、コーラスだと思って聴くとそれらしく。
イントロは、
C♯m|C♯m|B|B|C♯m|C♯m|B|B|F♯7|F♯7|F♯7|F♯7 F♯|
弦楽器が奏でるスペインかどこかの舞曲のような旋律と、それと掛け合いのようなコーラスが印象的。いきなりfavor! やや物悲し気な雰囲気がF♯7でガラッと変わるところもいいです。
主題その1は、
B|G♯m|E|F♯7|×2
まあふつうの感じ。
主題その2は、
B|F♯|G♯m|F♯|B|F♯|G♯m|C♯|F♯7|F♯ F♯7|
主題その1と同じようなの感じを徐々に盛り上げ、繰り返しの後半はドッペルドミナント(C♯)でさらにアクセントを付け、タタタタ‥と8分音符連打でサビへ。
サビは、
B|B|F♯|F♯|B|E/F♯|F♯ F♯7|
B|B|F♯|F♯|B|E|B|F♯|B|E/C♯|F♯|B|B|
ここからベースは例のスタッカート、細かく切ってアップテンポ感が上がります。旋律もなだらかながら高揚感に溢れ、特に5小節目は、ソ/ファ→ミ→レ→ドと下降するのですが、これを表現するためコードBを支える役目として、括弧書きでBsus4→B→F♯sus4→B とでもしたいです。ここと、次の6小節目、これが何とドファラの響き、素晴らしい! この2小節が my best favor !に。この組み合わせの2小節、都合3回出てきますが、さらに原曲を忠実に再現ということで、E/F♯、E、E/C♯と微妙に変化させてみました。何回聴いても佳い!
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