IT'S MY PARTY
主題、サビとも非常に短いものの、「最初に聴いた時すぐに、ああこれはfavor!」の典型的な曲でした。スタジオ業務用CD(FUN WAVE HI-LOW FUN MIX 1)収録なのでもちろんアップテンポなのですが、この原曲はそうとう昔のではないかと。調べてみるとそのとおり、1962年、J.GLUCK、W.GOLD、H.WIENERの作。唄はLESLEY GORE(別の歌手だという記も)。いやあ旧いですが、原曲を聴くと(当然)その頃の雰囲気満載ですね。
作譜は、イ長調、BPM152で。もう概ね出来ていたかと思っていたのですが、主題旋律だけしかなくて、本稿のためあわてて作り(入力し)ました。伴奏メロディーもほとんど聴き取れず、ジェット機の飛行音などの装飾音がアップテンポ感を増しているのですが再現できず。しかし、コードのベース音を並べただけのお手軽伴奏でも十分曲の感じは出ている(と思います!?)。ピアノ、ベース、ドラムスで。
主題は短く、ここのコードは、A|C|A|D|Dm|A|B|E|と、きわめてシンプルなアルファベット列ですが、favorポイントは、2小節目のCと5小節目のDmで、Cは何とも言えない不思議な響きでのオクターブ急降下の分散和音、ここはA→C、短三度の階段です。この階段を4段(回)登れば1オクターブ上のもとの位置に達し(3×4=12 A→C→E♭→G♭→A)、このことが何か特別な響きを産んでいるのかよく分かりませんが。Dmは唯一のマイナーコードできらりと印象的。なお、7小節目のBは当方お好みのドッペルドミナントが。
このコードCのオクターブ落ちる箇所は、なかなかスタジオでの耳コピーでは正確に捉えられず、のちに曲名が判明しCDで確認した時にかなり違っていました。
そしてサビは、旋律よりもそのコードが秀逸で、A|Aaug|D|Dm|と。何といっても2小節目のAaugです。主題のC、Bmとともに、この曲はこの3つのコードを聴けば十分!?なお、サビの旋律は、ほぼおなじ旋律を4回繰り返すのですが、コードの絶妙な変化で実に見事な響きになっています。
たったこれだけ、実に短いです。が、実に印象深い!
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