UNFAITHFUL

この曲、スタジオで軽快に踊る際の数多あるバックミュージックのレベルをはるかに超えた名曲では、と常々思っていましたが、投稿にあたって聴き直し調べてみると、なるほど!

2006年、M.ERIKSEN、T.HERMANSEN、S.SMITH(SHAFFER ”Ne-Yo” SMITHとも)の作、オリジナルアーティストはRIHANNA。手元収録CDは、「RADIO 》ROBICS 11」、このCDでのアーティストは不明!?ですが、あのリアーナがオリジナルで唄っている! そして本投稿曲の中では新しい!

作譜は、ハ短調、BPM151、ピアノ、e-ベース、ドラムス、ストリングスの編成で。

とにかくひたすら(哀しいではなく)悲しい曲調です。何故か救いようのないほど100%悲しい。メジャーコードもすべて短調に聴こえる。それゆえ途方もなく素晴らしい。


イントロは、

Cm|Cm|Cm|Cm|Cm/A♭|Cm/A♭|Cm/A♭|G7|

ひたすら悲しみの繰り返し、中音程で絡むピアノの飾りがまた悲しい。

第1主題は、

Cm|Cm|Cm|Cm|Cm/A♭|Cm/A♭|Cm/A♭|G7|

Cm|Cm|Cm|Cm|Cm/A♭|Cm/A♭|Cm/A♭|G7 Cm Gm7|

イントロのコード上に悲しいメロディーが乗る。繰り返しの最後の小節で、G7からGm7へ変化して次の主題へ繋ぐところ、コード同定に一晩かかりました。G7(B音)とGm7(B♭音)では不協和音的に聴こえるのですが、やはりこうかな、と。逆に、G7が短調、Gm7が長調に響くのも不思議です。

第2主題は

A♭|B♭|Cm|B♭/D B♭|A♭|B♭|A♭|A♭|

my  best  favorite ! ほとんどすべてメジャーコードなのに、とりわけ悲しみが深まる。なんなのでしょう。そして素晴らしさもいっそう深まる。

そして最終小節の2~4拍目、バックの演奏が一瞬途切れたような中でボーカルが、

・・ドラ♭ドラ♭ドレ

と独白するところ、best  of  best、summit  of  my  best  favorite !

サビは、

Cm|Cm/A♭|B♭/F|B♭|Cm|Cm/A♭|B♭|B♭/F| 

Cm|Cm/A♭|B♭/F|B♭|A♭|A♭|B♭|B♭|

例によって、盛り上がるはずのサビが best  favorite にならないの法則? しかしボーカルの熱唱は伝わります。

3回繰り返されるCm→Cm→B♭→B♭のまとまりに着くベース音が、C→A♭→F→B♭と、C→A♭→B♭→Fというように、後半のコードが入れ替わるのも面白い。

おまけの間奏、

Cm|Cm|Cm|Cm|‥‥


ひたすら、只管、ただ、もう、悲しい‥‥&素晴らしい。相当な名曲です。








 


C5552's Ownd

語り得ぬものについては沈黙せざるを得ない

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